「新型コロナ終息」から8ヶ月後にまた危機…「感染症流行」=韓国
「新型コロナ終息」から8ヶ月後にまた危機…「感染症流行」=韓国
韓国の会社員のソ氏(33)は、最近在宅勤務でチーム会議をおこなったが、オンラインで参加した。彼をはじめとする同僚が風邪をひき、在宅勤務者数が多くなったことから、対面での会議をしばらく減らし、オンライン会議をおこなう方向にチーム意見がまとまっているからだ。ソ氏は「最近風邪が流行っていて、会社に通っていたが感染力も強く、オンライン会議を容認する雰囲気」と伝えた。

昨年5月「新型コロナウイルス終息」宣言以後1年も経たずに、非対面の日常が再び拡散しているようだ。最近インフルエンザや新型コロナなど、呼吸器疾患が同時に流行しているうえ、その症状の強度も以前とは明らかに違うと患者が口をそろえて話している。これに、ソ氏のように一部の会社は対面接触を減らし、在宅勤務とオンライン会議などを容認している。退勤後、対面の約束を取り消したり、週末は多くの人が集まる場所を避ける人が増えている。

日常生活で非対面活動が多くなっているのは、今冬インフルエンザの流行が収まる気配を見せていないからだ。 A型インフルエンザは主に11~2月、B型インフルエンザは2~4月に流行したが、今年の冬は異例的にこの2つのインフルエンザが均等に流行しているということだ。これに加え、新型コロナやマイコプラズマ肺炎なども急速に広がっている。

実際、外来患者1000人当たりのインフルエンザの疑い患者数は、昨年12月の第一週61.3人を記録した後、43.3人まで減り減少傾向に入ったが、今月第一週目51.9人まで増加した。疾病管理庁のインフルエンザ流行注意報発令基準が、外来患者1000人当たり4.9人であるため、現在深刻な流行が続いていることになる。

会社員カン氏(32)は、予定を入れていた夜の約束を全て取り消した。最近かかった風邪で病院を一週間に2,3度も訪れたが治らず、周囲に移すという不安感があるからだ。カン氏は「昨年下半期だけでも風邪に3~4回かかり病院に行ったが、今回かかった風邪はその威力が強すぎて他人に移すのも迷惑だと思った」とし「当分は会社と家を行き来する生活だけ繰り返す計画」と述べた。

専門家らは、マスクを日常化し、インフルエンザワクチンを受けるなど基本的な予防をしなければならないと助言する。イデモクドン(梨大木洞)病院シム・ギョンウォン家庭医学科教授は「最近はA型、B型インフルエンザに、新型コロナウイルス、マイコプラズマ肺炎などが一度に流行しており注意が必要」とし「マスクを着用して免疫力が落ちないようにビタミンなどの補充など、管理に努めるべきだ」と述べた。

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