韓国自動車モビリティ産業協会(以下、KAMA)によると28日、現代自動車(005380)・起亜自動車(000270)・ゼネラルモーターズ(GM)韓国事業所・KGモビリティ(003620)・ルノーコリア・タタ大宇の国内完成車メーカー6社が昨年1年間で196か国に輸出した自動車台数は計276万3499台だった。
これは2022年に197か国に輸出した230万333台より20.1%増加した数値で、KAMAが昨年初めに見通した輸出量(235万台)よりも41万台多い。国内完成車メーカーが年間270万台以上を輸出したのは、2015年(297万4114台)以来8年ぶりだ。
大陸・地域別に見ると、米国が含まれた北米が154万9164台で輸出量が最も多かった。続けて、欧州連合(EU)が43万5631台、中東21万9530台、オセアニア18万7188台、欧州その他地域16万4150台、中南米12万3677台の順だった。輸出量が5万台に及ばなかった大陸は、中東を除いてアジア(4万3059台)、アフリカ(4万1170台)の2か所だった。
単一国家別に見ると、米国が130万5991台で最多を記録した。その次に、カナダ(21万8721台)、オーストラリア(16万9205台)、ドイツ(9万2692台)、英国(8万7064台)、フランス(7万1665台)の順だった。台湾には昨年に1万2998台を輸出したが、これは前年(7420台)と比較して75.2%増加した数値だ。
一方、アジアの主要貿易相手国である中国と日本には昨年、それぞれ3000台も売ることができなかった。中国には2571台、日本には1506台をそれぞれ輸出した。ウクライナと戦争をしているロシアに輸出した自動車は808台で、前年比で94.3%急減した。ウクライナには前年比で41.7%増加した3200台を輸出した。
一方、KAMAは最近「2023年自動車産業の評価および2024年の見通し」報告書で、米国や欧州など主要市場の需要正常化と下半期の金利引き下げに伴う先進市場の消費心理回復によって、ことしは275万台が売れるものと予想した。
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