28日、韓国の国立環境科学院による「小規模水道施設利用者のための地下水中のノロウイルス管理資料集」によると、ノロウイルスは主に冬に発生し、感染すると下痢・吐き気・腹痛など腸炎の症状が表れる。平均潜伏期は12~48時間である。
ノロウイルスを予防するためにはできるかぎり水を沸かして飲み、地下水の浄化槽や下水管をしっかり管理しなければならず、地下水に汚染物質が流入しないようにすることも重要である。
また、自治体は小規模水道施設に対する定期的な水質検査を実施し、水タンクは6か月に1度は定期的に清掃し、塩素消毒などの水処理装置を設置して周期的に点検しなければならない。
このようにノロウイルスへの予防を強調するのは、ここ5年間で患者数が急増しているためである。
韓国疾病管理庁によるここ5年間における年初の患者発生数をみると、2020年は3週間に353人、2021年は8週間に183人、2022年は4週間に190人、2023年は5週間に281人、2024年は2週間に360人を記録した。
国立環境科学院のイ・スヒョン環境基盤研究部長は「食べ物の安全性確保は国民の健康と直結する重要な事項であるため、これからも小規模施設を利用する地域の食中毒事故予防のため努力していく」と語った。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96