群馬県の県立公園“群馬の森”にある朝鮮人労働者追悼碑は、現地住民がかつて朝鮮人強制動員の事実を後代に伝え、双方の友好を増進するため2004年に設置された。
林官房長官はこの日の定例記者会見で、“今回の追悼碑撤去は歴史修正主義を助長する懸念があると指摘されている”という質問に対し「群馬県のほうでそういう判断をされた。詳細は県庁にお尋ねいただきたい」と答えた。
また、“日本国内にある他の朝鮮人追悼施設にも、よくない前例として波及する懸念があるのではないか”という質問に対しても、同様の答弁を述べた。
さらに同じような質問が再び出てきたことに対し、林官房長官は「先ほどお話しした通り、群馬県がそのような判断をした」とし「そのことについて私の立場で言及するのは差し控えたい」と答えた。
市民団体はこの追悼碑の前で毎年追悼祭を開催していたが、2012年にある参加者が「強制連行」を言及したことを極右団体たちが問題視し撤去の要求を行なってきた。
これに群馬県当局は2014年に設置許可の更新を拒否し、市民団体はこれを不服として訴訟を起こしたが、最高裁判所は2022年「自治体の処分は適法だ」という判断を下した。
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