「深刻な少子化」…70年の歴史を持つ産婦人科も「分娩診療を諦める」=韓国
「深刻な少子化」…70年の歴史を持つ産婦人科も「分娩診療を諦める」=韓国
韓国釜山(プサン)のある産婦人科病院が、出産率の低下などを理由に分娩診療を中断すると発表し、注目を集めている。

 30日、医療業界によると、財団法人ハン・ホキリスト教宣教会が運営するチョングァンイル新基督病院とファミョンイル新基督病院が分娩関連の診療を終了することに決めた。

 先立って、チョングァンイル新基督病院はホームページを通じて「少子化問題の深刻性と24時間応急診療が必須である産科医療スタッフ不足で産科診療を来月8日に終了する」と明らかにし、産後養生院も来月29日を最後に運営を中断すると説明した。

 ファミョンイル新基督病院も分娩診療は5月まで行うと妊婦に案内していることが確認された。

 財団法人ハン・ホキリスト教宣教会は、釜山で4つの病院を運営しているが、今後は東区にある本院であるイルシン総合病院だけで分娩診療を行う予定だ。

 イルシン基督病院は1952年、産婦人科医であるオーストラリアのマッケンジー宣教師姉妹が設立した。この約70年間、産婦人科専門病院として、釜山地域の出産診療において重要な役割を果たしてきた。ハン・ホキリスト教宣教会もこれまで「産婦人科と小児科から始まった病院であり、いかなる困難があってもしっかり守っていかなければならない」とし、産婦人科診療に対する意志を明らかにしてきた。
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