大韓航空は30日、2023年12月期は売上高14兆5751億ウォン(約1兆6000億円)、営業利益1兆5869億ウォン(約1760億円)を記録したと発表した。前年度の2022年に比べると売上高は8.7%増え、過去最大値を更新した。営業利益は2022年比45%減少したが、コロナ禍前の2019年(2684億ウォン)に比べると大幅に成長した。
同社の関係者は「新型コロナのパンデミック期間、海運をはじめとするグローバルサプライチェーンの問題や、旅客機で荷物を運ぶベリー輸送の供給が減少して反動利益を得たが、パンデミック後の航空貨物供給の正常化で営業利益が前年に比べ減少した」と述べた。
昨年第4四半期(10~12月)の売上高と営業利益はそれぞれ3兆9801億ウォン、1836億ウォンを記録した。売上高は2022年第4四半期と比べ10.3%増加したが、営業利益は64.7%減少した。
同社の関係者は「第4四半期の営業利益の減少は、昨年の成果目標と安全目標達成による人件費が一時的に反映されたため」とし、「全体的に昨年は2019年よりも高い実績を記録した」と説明した。大韓航空は年間単位で安全目標を達成するとインセンティブを提供するが、この費用が第4四半期に反映されたという説明だ。
特に、旅客の場合、2019年に比べ供給が80%台の回復にとどまったにもかかわらず、最上級クラスの搭乗率が増加し、売上高も増加した。
大韓航空は今年第1四半期(1~3月)の旅客の場合、航空需要と供給が正常化すると予想している。長距離需要が堅調な中、冬季ピークシーズンの観光需要が回復し、業績の好転を期待している。東南アジアの観光路線や日本の地方路線を拡大し、収益性を最大化するという方針だ。航空貨物の場合、需要の変化に柔軟に対応し、収益性の改善を図るという。
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