ハン・ドンフン(韓東勲)国民の力非常対策委員長が31日にキョンギド(京畿道)スウォン(水原)市を訪れ、総選挙の4番目の公約として「鉄道の地下化」を発表する。鉄道の地下化公約の発表に先立って韓国ナノ技術院を訪問し、半導体産業の現場の声も聞く予定だ。

国民の力によると、韓委員長はこの日の午後に水原市のチャンアン(長安)区を訪問し、「旧都心とともに成長」と題された鉄道の地下化公約を発表する。鉄道の地下化は、ユン・ソギョル(尹錫悦)政権の交通分野の核心的な国政課題で、これまで政権与党間で活発な協議が続いてきたという。

実際に尹大統領は29日、韓委員長とユン・ジェオク国民の力院内代表などと会い、鉄道の地下化をはじめとした交通問題について議論したりもした。9日に国会本会議で「鉄道の地下化および鉄道敷地統合開発に関する特別法」制定案が通過し、鉄道の地下化に必要な関連法も整備されている状況だ。

この日韓委員長は、尹錫悦政権の国政課題である鉄道の地下化についての具体的な実行案などを発表するものとみられる。前日、国民の力の水原地域の予備候補のキム・ヒョンジュン元国税庁長、パン・ムンギュ元産業通商資源部長官、イ・スジョン京畿大学犯罪心理学科教授は、水原駅からソンギュングァン(成均館)大学駅までの鉄道を地下化する公約を発表した。都市を東西に断絶させる鉄道を地下化し、鉄道の上部空間には休息スペースなどを開発する計画だ。

韓委員長は鉄道地下化公約の発表に先立ち、水原市ヨントン(霊通)区にある韓国ナノ技術院を訪問し、半導体産業の関係者らとともに懇談会を開き、現場の意見を聴取する予定だ。懇談会のテーマは、京畿南部圏中心の半導体メガクラスターの造成などになるものとみられている。

今回韓委員長が訪問する京畿道水原市は、総選挙の首都圏での最大の激戦地として挙げられている。国民の力は共に民主党が優勢とされている水原地域を取り戻し、首都圏の選挙で勝利する計画だ。
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