韓国与党議員「米国に “原子力潜水艦開発”の同意を得るべき」…「金正恩氏に期待してはならない」
韓国与党議員「米国に “原子力潜水艦開発”の同意を得るべき」…「金正恩氏に期待してはならない」
韓国与党“国民の力”のアン・チョルス(安哲秀)議員は「韓米原子力協定の改正を通じて、オーストラリアのように原子力潜水艦の開発に関する同意を得るべきだ」と主張した。

アン議員は29日、フェイスブックを通じて「われわれは『北朝鮮が非核化するだろう』という無意味な妄想と、偽りの平和攻勢から抜け出さなければならない」と綴った。

アン議員は、原子力潜水艦の開発について「すでに北朝鮮は『原子力潜水艦を建造している』と発表したので、あらためて米国を説得する名分は十分だ」と主張した。

アン議員は「日本のように、使用後の核燃料再処理に関する同意を得て有事に備えるべきだ」とし「今は使用後の核燃料を一時的に原子力発電所に保管しているが、もう空いているスベースが多くないため急がれる問題だ」と説明した。

つづけて「今の次官補級NCG(nuclear consulting group:核協議グループ)をNATO(北大西洋条約機構)閣僚級のNPG(nuclear planning group:核計画グループ)レベルの機関へと、その位置と役割を引き上げなければならない」とし「これを通じて共同訓練を常時化するなど核拡大抑止のレベルを超え、創意的な核共有レベルへと進まなければならない」と主張した。

また「北朝鮮は、幾度もの核実験を通じて核能力を高度化している」とし「ICBM(大陸間弾道ミサイル)やSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)、固体燃料基盤の極超音速ミサイルなどゲームチェンジャー水準の武器体系を高度化し、有事の際には朝鮮半島で展開される韓米同盟の戦力を無力化させようと画策している」と説明した。

アン議員は「われわれはキム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮総書記の善意を期待するのではなく、朝鮮半島に迫っている安保危機をしっかり認識し、強力な安保体制を新たに築かなければならない」とし「北朝鮮の核高度化が急進展している状況の中、わが国の政界が国会議員総選挙など国内の政治にだけ埋没していてはならない」と力説した。

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