中国・河南省、村の党支部書記が未成年者に暴力？…行政拘留・停職処分に＝中国報道

中国・河南（かなん）省の村の党支部書記が飲酒後に未成年者に暴行を働いたとして、警察に拘留されると共に、停職処分となった。

29日、「河南省のある村の支部書記が酒を飲み、集団で未成年者を殴った」との内容の動画がネット上に投稿され、物議を醸した。

調査を行った同省臨潁（りんえい）県警察が30日、公式文書を発表し事件の詳細について伝えた。

警察の発表した内容によると、28日午後7時ごろ（現地時間）、臨潁県賈太石村の賈某支部書記が飲酒後家に向かっていた途中、道端に集まっていた未成年者4人に声をかけたところ口論となった。

口論が激しくなっていくと現場には人だかりができ始め、賈某の家族も駆けつけた。賈某の家族及び数人の村民も未成年者ともみ合いとなったという。

目撃者からの通報を受け警察が出動。県政府当局にも報告が入った。県当局は30日に会議を開き、賈某を停職処分とすることを決定した。

警察は法律に基づき、賈某とその息子に対し、それぞれ15日間の行政拘留と1000元（約2万円）の罰金を言い渡した。その他の関係者に関しては、現在も調査が進められているという。