同社の関係者は「CJ聊城バイオテックは調味料用の原料である核酸はもちろん8種類のアミノ酸用素材の生産も可能であるため、市況に合わせて稼働状況を調整する」と説明した。
今回の決定の背景には、昨年からのリジン市場の不振がことしも続くとみられることがある。豚肉の消費が世界でもっとも多い中国はリジンの主要な輸出国だが、昨年は現地の景気停滞で需要が急減。加えて中国リジンメーカーのダンピングまで明らかになり、価格はさらに下落した。
実際、食品大手でリジンを生産する大象の場合、2022年に1キログラムあたり2453ウォン(約272円)だったリジンの価格は、昨年9月末に2007ウォン(約222円)へと下落した。
業界の関係者は「顆粒はリジンの基本形ともいえるもので、液状や粉末よりも収益性は低い。昨今、リジンの景況が回復してきている欧州でもおもに液状を輸入している。CJ第一製糖は今後、付加価値の高い原料中心へと生産量を調整するだろう」と述べた。
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