百貨店で70億ウォン使ったVVIP女…150億ウォンだまし取った詐欺師だった=韓国
百貨店で70億ウォン使ったVVIP女…150億ウォンだまし取った詐欺師だった=韓国
プサン(釜山)でブランド業界の「大口顧客」と呼ばれた女性が150億ウォン台(約15億円台)の詐欺師だったことがわかった。

1日JTBC「事件班長」によると、この女は経済的に余裕のある知人らを相手に「高い利息を保障する」と言い、約150億ウォンの投資金をだまし取った。

通報者のAさんはこの女と15年前にスイミングスクールで知り合ったと伝えられた。食事から旅行まで定期的に知人らと集まるほど親しかったという。

Aさんは女を「釜山ヘウンデ(海雲台)では知らない人はいないほどの金持ち」と話した。

ある日、女はAさんに国内の有名な金融投資会社の会長とつながりがあると言い、私募ファンドの加入を提案した。女はAさんに「母が投資金の多い投資者だけが加入できるファンドに加入しているが、母を通じてのみ投資金が入金できる」と話した。

Aさんによると、この商品は元金と利息114%が保障され、3か月前に話をすれば全額返還もできるなど条件も悪くなかった。Aさんは10億ウォン(約1億円)を投資し、実際に3年以上にわたり利息が入った。

Aさんが女をさらに信じさせた理由は、女が持ち歩いていたバッグだった。

女はオンラインオークションで3億6000万ウォン(約3966万円)で売られていたバッグを持ち歩いていた。また、女と夫、そして息子まで百貨店の最上位顧客の等級を持っていたという。

さらに女は別の投資も勧めた。2020年の住宅価格が急騰した時期に、女は家を売って投資するよう勧め、Aさんは積立金まで解約して計57億ウォン(約6億2000万円)を投資した。しかし昨年、住宅価格が下がった後に「家を買わなければならない」と言うと、女は慌て、秋夕(チュソク、中秋節)が過ぎたら金を返すと言い、その後行方をくらましたという。

実際には女の母親は平凡な自営業者で、知人らに投資を勧めた金融会社の口座も持っていなかったという。

Aさんは、「検事に聞くと、百貨店で使った金だけで70億ウォン(約7億円)近くになり、詐欺師であることがわかると百貨店でも騒ぎになった」と話した。

女は昨年11月に拘束され、詐欺罪の法定最高刑である懲役15年の刑を求刑された。

Aさんは、「被害者全員が精神科の治療を受けるなど、ひどく苦しんでいる」とし、「女の家族はまだ豪華な生活をしているのに、私たちは子どもの授業料すら払うのが難しい状況」と訴えた。
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