米専門家「北朝鮮は全面戦にならないレベルで “局地的挑発”の可能性」
米専門家「北朝鮮は全面戦にならないレベルで “局地的挑発”の可能性」
米国の専門家は「北朝鮮による対南(対韓)軍事脅威が激化する中、北朝鮮が2010年に敢行したヨンピョンド(延坪島)への砲撃を超える武力挑発を起こす場合に備え、米韓両国が連合して軍事的に迅速かつ制御された対応をとることのできる能力を備えなければならない」と指摘した。

米国国家情報局の北朝鮮情報担当官を務めた経歴を持つスコウクロフト戦略安全保障センターのマーカス・ガルラウスカス(Markus Garlauskas)インド・太平洋安保イニシアティブ責任者は31日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた米国外交政策協議会(NCAF)とコリアソサエティによる共同主催の座談会に出席し「北朝鮮は全面戦に触発しない範囲で、これまでよりも強力な局地的挑発を敢行する能力を備えた」と語った。

ガルラウスカス氏は、北朝鮮による武力挑発の可能性への対応策として「米韓同盟の軍事力が、北朝鮮の奇襲攻撃に対する回復力を確保しなければならない」とし「これは、一部で取りざたされている強力な対応や先制攻撃権の主張とは基本的に反するものだ」と語った。

ガルラウスカス氏は「『北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応し先制打撃を加えるべきだ』『北朝鮮が武力挑発を敢行する際、政権の終末をもたらすだろうと強調する』ことよりも『北朝鮮が奇襲挑発により局地戦の勝利を得たとしても、米韓軍事同盟がこれに動じることなく結局は北朝鮮を敗北させるだろう』というメッセージと能力を備えることが重要だ」と強調した。

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