韓国基礎科学研究院が日本・ドイツと協力を強化、理研に続く研究拠点を誘致など=韓国報道
韓国基礎科学研究院が日本・ドイツと協力を強化、理研に続く研究拠点を誘致など=韓国報道
ノーベル賞水準の優れた研究開発力を育成することを目標に設立された、韓国の基礎科学研究院(IBS)が4月ごろ、ドイツの医学研究機関であるマックス・プランク研究所と業務提携契約を締結する。その後2025年をめどに、ドイツと韓国の両国へ日本の理化学研究所(以下、理研)に続くアジア2場目となる自然科学の研究拠点の誘致を進める計画だ。重イオン加速器研究所も、理研仁科加速器科学研究センターが開発した機器を利用して実験を行うなど、協力を強化する。

IBSは「マックス・プランク研究所はアジアで唯一、理研にのみ設置されている機関。韓国拠点の設立が現実となれば、同研究所の公式パートナーとして認められるという点で意味が大きい。ドイツ医学の優れた点を活用する計画」と述べた。

IBSは、エキゾティック核研究チーム、重イオン加速器研究所を中心に理研との共同研究を強化する。

日韓の研究機関はことしから、IBSの重イオン加速器「RAON」の中性子検出器を日本に設置し研究を開始する計画だ。「RAON」でいまだ構築できていない高エネルギー加速器が完成する前に、あらかじめ開発した設備を日本で活用できるのが意義深い点となる。

重イオン加速器研究所のホン・スンム所長は「韓国の大学で作った検出器を、両国が共同活用できるようになる計画」と話した。

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