3日、大統領室などによると尹大統領は4日に大統領室でKBSと新年対談を事前収録する予定だ。対談の進行はKBSの9時ニュースのメインアンカーであるパク・ジャンボムアンカーが行うと伝えられている。録画された映像は旧正月の連休直前の7日に放送される予定だ。大統領室は2日の夜、このような対談計画を確定したという。
尹大統領は就任初期から強調してきた労働・年金・教育改革などに対する推進状況を説明し、就任して2年ほどになる期間の所感などについても説明するものと思われる。
世間の最も大きな関心はやはり‘ブランドバッグ授受’疑惑について尹大統領がどのように説明するかだ。ひとまず大統領室と国民の力(与党)側では関連事件を‘盗撮工作’と規定して当該物品の場合、国家記録院に帰属したとの説明をしていたが、依然として与党内では尹大統領が直接に出て当該事件に対し、いかなる形であれ、説明が必要だとの指摘が出ている。
大統領室関係者はあるメディアとの通話で「今回の対談を通じて『参謀の後ろに隠れない大統領』、『尹錫悦らしさ』を有権者に見せることができるだろう」と述べた。2022年の大統領選挙時に支持者の呼応を得た尹大統領の姿をもう一度国民に印象付けることが今回の対談の目標だという説明だ。
しかし、諸般の状況は厳しくなっている。国会議員選挙がわずか70日後に迫った状況で、尹大統領の支持率は20%台に落ちた。韓国ギャラップは先月30日から今月1日まで満18歳以上の国民1000人を対象に世論調査を実施した結果、尹大統領は職務遂行を‘よくやっている’という応答は29%だったと2日、明らかにした。これは先週より2%ポイント下落した数値だ。‘よくやっていない’という否定回答は63%だった。
ここに最近、大統領室秘書室長が直接にハン・ドンフン(韓東勲)国民の力非常対策委員長に会い、‘辞退要求’をしたことがあり、これが与党内の‘大統領vs与党代表’の葛藤に見え、国政乱脈が目立ったとの評価は少なくなかった。尹大統領の与党掌握力も今回の対談を通じて見直さなければならない点の1つである。
なお、尹大統領の対談が放送される7日は韓委員長が寛勲クラブ招待討論に参加する日でもある。政府・与党は‘金建希リスク’を振り払った後、大統領夫妻に対する攻撃に共同で対応し、民生の歩みを強調するものと思われる。
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