キム・ヨンギュン監督の11年ぶりの新作である映画「遠足」の主演はナ・ムニ、キム・ヨンオクが引き受けた。2人の俳優歴を合計すると128年だ。
最近、ソウル・チョンノ(鍾路)区アングク(安国)洞のあるカフェで行われたヘラルドPOPとのインタビューで、キム・ヨンギュン監督はナ・ムニとキム・ヨンオクとの撮影当時のエピソードを語った。
この日、キム・ヨンギュン監督は、「まだまだ現役バリバリのトップ俳優であることを先生たち(ナ・ムニとキム・ヨンオク)と作業しながら実感した。80代の物語を80代の俳優が演じること自体、貴重なことなので特別だった。歳を取るとまた幼くなるというけど、物理的なものもあるだろうが心が再び10代の純粋さに戻るようだ。当事者である先生たちのおかげで、そうした部分をとても共感してくれて、私の演出に力をくださり、すごく助かった」と明らかにした。
続いて「先生たちの演技がものすごく自然だからか、演技なのか素なのか分からなかった」とし、「いつも若い俳優たちとやっているが、私も俳優たちも欲が強いからたくさんテイクしてしまう。後で編集する時、撮りすぎたなと思う時もある。納得いくまでやってたら時間やお金がかかりすぎたりもした。実際、すでに良いのが撮れているのに習慣のようにそうやってたことも多かったようだ」と付け加えた。
「先生たちのテイクは基本2回だった。1回でOKな時も多い。それ以上やるにはちゃんとした理由がなければならない。同じアングルでやるのは浪費だということをご存じのベテランなので。ただ編集の時にさまざまなアングルが必要だからと、アングルを変えてもう一度やっていただいたりした。ほとんどが2テイクで、徹夜しなければならないかなと思ってても午後10時~11時には終わった。全部撮り終わったのか何度も確認したけど撮り終わっていて、そんな経験は初めてなので驚いた」と打ち明けた。
ナ・ムニ、キム・ヨンオク、パク・グンヒョン主演の「遠足」は、親友であり姻戚の2人が60年ぶりに一緒に故郷を訪ね、16歳の思い出と再び向き合うことになる話で、来る7日に公開される。
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