飲料部門は、原材料費の高騰やインフレ圧力にもかかわらず、ゼロカロリー製品の需要拡大により堅調な業績を示した。第4四半期の売上高は前年比0.7%増の4246億ウォン、営業利益は46.2%減の130億ウォンだった。炭酸飲料では、昨年上半期に発売した「ミルキスゼロ」や「チルソンサイダーブルーライム」などが好調で、売上は2.7%増加した。エネルギー飲料も集中力や運動能力を高める効果が注目され、売上は19.6%増えた。海外市場では、「ミルキス」や「アロエジュース」などを50か国以上に輸出し、輸出売上も11.6%増加した。
同社は今年もゼロカロリー市場での競争力を強化する方針で、アーモンドとオート麦をブレンドした植物性ミルクやタンパク質成分を加えたゲータレードなどの新製品を投入する予定だ。
酒類部門は、忘年会需要の落ち込みやインフレの影響で苦戦した。第4四半期の売上高は前年比1.1%減の1969億ウォン、営業損失は3億ウォンで前年同期より7億ウォン改善した。焼酎とRTD(即席飲用飲料-Ready To Drink)は好調だったが、ビールや清酒、ワイン、スピリッツなどは売上が減少した。
同社は今年、焼酎「セロ」の売上高を1600億ウォンに引き上げることを目指している。先月発売したプレミアム蒸留式焼酎「ヨウル」やビール「クラッシュ」缶製品などに力を入れるほか、焼酎「チョウムチョロム」をリニューアルし、下半期には純米酒タイプのプレミアム清酒ブランドも発表する予定だ。ウイスキー「スコッチブルー」のデザインリニューアルやスコッチウイスキーハイボールなどの新製品も投入する計画だ。
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