6日、中国の官営英字紙“グローバルタイムズ”によると、ノルウェーの対中海産物の輸出は今月10日に始まる春節(中国の旧正月)を迎えることで需要が増加し、1月につづき輸出が約30%も急増するなど好調を示している。
北京のある水産加工業のマネージャーは「ノルウェーの鮭の輸入は、この数週間の貿易量が前月対比で約30%増加した」とし「輸入量の半数以上はノルウェーから来た」と語った。
このような状況は公式な統計にも表れている。昨年の1年間におけるノルウェーの対中海産物輸出は15万8909トン、金額にすると85億4000万ノルウェークローネ(約1189億1300万円)で、前年に比べ18%増加している。
中国がノルウェーからの海産物輸入を拡大するのは、日本産海産物の輸入禁止により不足となった国内需要を補おうとする意図があるものと解釈される。
中国は昨年8月から福島第1原子力発電所“放射能処理水”の海洋放出に対し、日本産海産物の輸入を全面中断したことで、中国の水産業界はノルウェーをはじめフランス・カナダ・ロシア・オーストラリア・ニュージーランドなど供給源の多角化を推進してきことが伝えられている。
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