映画「遠足」は、親友であり姻戚である2人が、60年ぶりに一緒に故郷ナメ(南海)を旅し、16歳の思い出と向き合うことになる話だ。映画「遠足」では、友達との大切な友情と思い出を築いた子供時代の話をつづっていく。今は年老いて病気でもあるが無邪気な頃があったことを思い出し、その頃に戻ったように見せる。公開前の試写会の後には、多くの人から「そばにいる友人の大切さと、最後まで一緒に遠足に行くことができる友情がうらやましい」という反応を呼んだ。
観客の好評に支えられて公開された「遠足」の“生涯友情”ポスターのように、生涯友人のウンシムとグムスンを演じるナ・ムニとキム・ヨンオクの訴えるような演技は、笑いの中に深い余韻を加え、喜怒哀楽を経験してきた彼女たちだからこそ観客の笑いと涙を刺激する。互いが一緒にいる時だけは少女時代に戻ったような純粋な姿を見せ、うれしいこと、嫌なことも一緒にしながら心強く支え合い、「生涯の友」とは何かを表現し、あうんの呼吸を見せる。互いを”ひねくれもの”、”ぐちりや”と言い争いながらも結局「生まれ変わっても友達になるよ。大好きだ」という言葉で「友情」とは何かをかみしめる。それだけ毎日が違う老年の大切な日々を友達と一緒に笑って過ごせるので、彼女たちが出かける「遠足」はなおさら胸を熱くさせる。
キム・ヨンオクはナ・ムニとの共演について「とても長い間会ってきて、いろんな作品で共演した俳優。私たちは息がぴったり」と明らかにした。ナ・ムニは今回の役どころについて「その年代でこそできる演技があるようだ。キム・ヨンオクと私じゃなければ、これほど表現するのは難しかったと思う」と説明した。
「遠足」の中で、ベテラン俳優ナ・ムニ、キム・ヨンオク、パク・グンヒョンの3人が織りなす演技は、中高年の映画ファンだけでなくファミリー層も魅了すると思われる。旧友らが出会って花咲く思い出話は、他人の物語ではなく自分の物語のようでなおさら懐かしくて美しい。特にこれから向き合う現実を扱う映画という点で、自然に両親やおじいちゃんおばあちゃんの顔が浮かび、余計に全世代の共感を得ると期待されている。
「遠足」は来る2月7日、旧正月連休に韓国の映画館で公開される。
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