現代製鉄仁川工場
現代製鉄仁川工場
作業中の事故で1人が死亡し、6人がけがをした現代製鉄インチョン(仁川)工場に対し、雇用労働部が厳重に措置する計画だと7日、明らかにした。

重大災害処罰法の施行後、現代製鉄所属の事業場で重大災害が発生したのは今回が4回目になる。

雇用労働部によると、前日の午前10時50分ごろ、仁川市トン(東)区にある現代製鉄工場の貯留槽でスラッジ(汚泥)を運んでいた労働者2人が意識を失って倒れ、2人を救助しに入った労働者まで一緒に事故に遭った。

今回の事故で1人が死亡した。正確な死亡原因は鑑定中だが、解剖の結果、ガス中毒で死亡した可能性が出てきた。残りの6人のうち2人はまだ意識がない状態で、4人は治療を受けて退院した。7人のうち1人は現代製鉄所属、死亡者を含む残りの6人は下請け業者所属だった。

雇用労働部は事故内容を確認した後、作業を中止させた。現在、事故の原因と重大災害処罰法・産業安全保健法違反の有無を調査している。現代製鉄はもちろん、今回の事故が発生した下請け業者も常時労働者が5~49人であるため、重大災害処罰法が適用される。

なお、重大災害処罰法は労働者死亡など、重大災害が発生した時、事故予防義務を疎かにした事業主や経営責任者を1年以上の懲役、または10億ウォン(約1億1141万円)以下の罰金に処する。2022年1月27日、常時勤労者50人以上の事業場(建設業は工事金額50億ウォン(約5億5706万円)以上)に優先適用された。5~49人の事業場は猶予期間2年を経て先月27日に施行された。
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