西大門刑務所の面会者ご用達の市場が子どもでいっぱいに、変貌遂げる霊泉市場=韓国
西大門刑務所の面会者ご用達の市場が子どもでいっぱいに、変貌遂げる霊泉市場=韓国
朝鮮時代に形成されたソウル市ソデムン(西大門)区に位置するヨンチョン(霊泉)市場は、日本統治時代に西大門刑務所が建つことで、囚人の面会や世話をする人たちが立ち寄る市場となった。

そんな霊泉市場が今、多くの子どもたちが訪れる場となっている。近隣の学校や保育施設と姉妹提携を結ぶことで、子どもたちが立ち寄るようになったという。家族単位の顧客が訪れる市場にするために、同市場が昨年開催した子ども体験イベント「キッズ・マーケット・デー、霊泉市場で遊ぼう」と「5月の家族祭り子ども体験」が奏功した形だ。

体験イベントの際、同市場はESG(環境・社会・企業統治)の一環となる「マグカップ作り」や、経済教育「オンヌリ商品券でお買い物」といったプログラムを開催。小学校3年生から6年生までの子ども240人が計10回のイベントに参加し、市場に親しんだ。

その後、霊泉市場を訪れた子どもたちが、週末に保護者と共に市場を再度訪れるケースが増加し始めた。これにより市場の売り上げは20%以上、訪問客数は15%以上増えた。

霊泉市場は、現在姉妹提携しているミドン小学校とクムファ(金華)小学校付属幼稚園以外にも、ソウル市内所在の学校や保育施設と追加で提携し、伝統的な市場の活性化プログラムを展開していく計画だ。

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