韓国で不法滞在のカンボジア人、飲酒運転でパトカーに衝突
韓国で不法滞在のカンボジア人、飲酒運転でパトカーに衝突
韓国の京畿道平沢市で、不法滞在のカンボジア人男性が無免許で飲酒運転し、飲酒検問中のパトカーにぶつかって逃走した事件が発生した。警察は男性を拘束し、不法滞在者の摘発も行った。

 京畿平沢警察署は12日、特殊公務執行妨害、自動車管理法違反、公記号不正使用および同行為、道路交通法違反などの容疑でカンボジア国籍の不法滞在者A氏(35)を拘束したと発表した。この日、A氏に対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行った裁判所は、「逃亡の恐れがある」と令状発行の理由を伝えた。

 警察によると、A氏は今月8日午後7時ごろ、平沢市でSNSを通じて知り合った身元不明の人に600万ウォン(約67万円)を渡し、BMWの乗用車を購入した疑いが持たれている。その後、A氏は無免許の飲酒状態でこの車を運転していたが、同日午後9時7分、平沢市西井洞で飲酒検問に遭遇した。A氏は検問を無視して逃げようとした際、パトカーに衝突したが、そのまま車を置いて逃げた。この事故でけが人は出なかった。

 警察はA氏が残した携帯電話から身元を割り出し、事件から37時間後の10日午前に知人宅でA氏を緊急逮捕した。警察はA氏のほか、不法滞在者であるA氏の知人3人を一緒に摘発した。

 警察関係者は「A氏が購入した車両のナンバープレートは、事件当日に光州広域市で盗難申告された車両のナンバープレートであることが分かった」とし、「A氏と一緒に摘発した3人は出入国管理法違反容疑で出入国管理当局に身柄を引き渡した」と述べた。
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