警察、時速200キロで逃走する不法滞在者の車両をヘリで追跡して検挙＝韓国報道

警察が高速道路のバス専用車線を走行していた不法滞在者の車両をヘリコプターで追跡し検挙した。

キョンギ（京畿）南部警察庁高速道路巡察隊は12日、道路交通法および出入国管理法違反の疑いでベトナム国籍の20代の不法滞在者の男性A容疑者を逮捕したと明らかにした。

警察によると、A容疑者は10日の午後3時ごろ、京畿道ヨンイン（龍仁）市のヨンドン（嶺東）高速道路のカンヌン（江陵）方面でバス専用車線を走行していたところ、旧正月の交通状況を調査していたパトカーに発見された。

警察は直ちにサイレンを鳴らし、違反車両に停車することを命じたが、A容疑者は車線を急変更し最高で時速200kmで逃走した。

A容疑者の車両がドクピョン（徳坪）インターチェンジで一般国道に降りると、空中パトロールを行っていた京畿南部庁航空隊所属の警察ヘリが空から逃走車両を追跡した。 逃走車両は京畿道イチョン（利川）市のプレミアムアウトレット付近まで約2キロメートル逃走したが、行き止まりに追い込まれて警察に逮捕された。

警察の調査の結果、A容疑者は無免許状態で、同乗者の3人のうち1人は不法滞在者であることが確認され、法務部の出入国管理当局に身柄を引き渡した。

警察の関係者は「空中を航行していた警察ヘリでA容疑者を検挙することができた」と述べ、「A容疑者は『警察に追いかけられたので驚いて逃げた』と供述している」と伝えた。