男は今月10日午前1時ごろ、キョンギ(京畿)コヤン(高陽)市のアパートで50代の母親に凶器を振りかざし殺害した容疑で翌日に拘束された。
最近まで特定の職業に就かず母親と一緒に暮らしていたと伝えられた男は、飲酒関連の事故で刑務所に服役し出所してから1か月後にこのような犯行を行ったと把握された。
男は事件発生前夜に外出し、知人と酒を飲んで帰宅し泥酔状態で犯行を行った後、知人に電話をして自身の犯行を知らせたと伝えられたものの、犯行直前のCCTV(防犯カメラ)映像には男がコンビニでしっかりとした足取りで酒を選び会計する姿が映っていた。
13日YTNが公開したCCTV映像を見ると、男は知人と酒を飲み帰宅する途中にコンビニに寄り、酒類の棚から酒を選びレジまでしっかりとした足取りで歩いている。レジ前では財布からクレジットカードを取り出し直接カードを差して会計を終えた。
男はその後、泥酔状態で母親を殺害し、知人に知らせ、死亡した母親の隣で寝ていたところを知人からの通報を受け出動した警察によって緊急逮捕された。男は犯行を認めたものの、現在まで犯行動機については支離滅裂なことを話しているという。
この事件と関連し、コングク(建国)大学警察学科のイ・ウンヒョク教授はきょうYTNに出演し、「妄想障害などの精神疾患的な側面やアルコール以外に一定の薬物を使用した状態ではなかったか、検査を正確にしてみる必要があり、心神耗弱または心神喪失を主張するため一定の仮装的な行為をしているのではないかと推定することもできる」とし、「家族間の蓄積した葛藤が1つの犯罪動機となり、歪曲(わいきょく)された解消目的となったのではないかと考えられるが、調査を通じ犯行動機を調べる必要がある」と話した。
また、「いわゆる酒酔減軽(酒に酔ったことで犯した犯罪の刑罰を軽減すること)に関し判事が認めるかどうかが焦点」とし、最近は(酒酔減軽を)認めない傾向が強いため、いわゆる心神喪失または心神耗弱による酒酔減軽の可能性は非常に低いのではないかと予想される」と付け加えた。
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