12日午後、キョンギド(京畿道)コヤン(高陽)市の「KINTEX PBAスタジアム」で行われたシーズン8回目のツアー「Welcome Savings Bank PBA-LPBA Championship」PBAの決勝でチョ・ゴンフィはイム・ソンギュンを相手にフルセット接戦の末、セットスコア4対3で勝利し、頂点に立った。
これでチョ・ゴンフィは2019-20シーズンのプロ発足から参加した35度目の大会で初めて優勝した。PBA19番目のチャンピオンであり、韓国人選手としては10番目の優勝者となった。今回の優勝で優勝賞金1億ウォン(約1100万円)と優勝ポイント10万点を獲得したチョ・ゴンフィは、今シーズン26位から6位にジャンプアップした。 一方、イム・ソンギュンは「20代チャンピオン」の座に挑んだが、優勝を目前にして残念な気持ちを飲み込んだ。
大会1試合で最も高いアベレージを記録した選手に与えられる「ウェルバントップランキング」は、Semih SAYGINER(トルコ)を相手に3.750を記録したパク・ギホが選ばれた。パク・ギホは今大会の準決勝で敗退したが、パク・ギホの勢いは恐ろしいほどだった。パク・ギホは準々決勝でPBA通算2勝・シーズンランキング1位のJavier PALAZON(スペイン)を、ベスト32ではSemih SAYGINERら優勝候補を抑え、突風を起こした。全国の建設現場で左官(建物工事で、壁や天井などに土やセメントなどを塗ること)と防水業務を行いながら、休憩時間のたびにビリヤードの練習をしてきたというパク・ギホの落ち着いた試合運びは、毎試合で驚きを与え、次の試合での成績を期待させた。
優勝直後、チョ・ゴンフィは「第7セットで爆発したハイラン9点はよく覚えていないが、とてもうれしい。この優勝トロフィーを一度触ってみることができるというのがとてもいい」という感想と共に「長打は考えなかった。ただボール一つ一つに気を使った。後の得点のためのポジションや守備を気にせず、1得点だけ出そうと思いながら集中したのが功を奏した」と話した。
続けて「長くかかったが、優勝1回では満足しない。 淘汰されずにもっと成長して良い姿をお見せしたい。最後まで諦めない姿でビリヤードをしていく」と目標を述べた。
前日終わった女子部LPBAツアーでは「カンボジアのビリヤードのヒロイン」のスロン・ピアビが優勝し、通算7勝の最多勝記録を打ち立てた。
シーズン8回目のツアーを終えたPBAは、20日から今シーズン最後の正規ツアーである「クラウンヘテPBA-LPBAチャンピオンシップ」に突入する。
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