現代自動車のホセ・ムニョスグローバル最高運営責任者(COO)は12日(現地時間)、米国の自動車専門誌「オートモーティブニュース」とのインタビューで、「連邦政府の税額控除を受けられなかったので、これ(工場稼働)がどれほど重要かを知っており、時期を少し早めようと思っている」と述べた。
同工場では、最終的には3列電気スポーツユーティリティ車(SUV)である「アイオニック7」を含む現代・起亜・ジェネシスブランドの6車種が生産される予定だ。ムニョス氏は、最初に生産する電気自動車モデルについては明らかにしなかったが、「新工場で生産された電気自動車は1台当たり7500ドル(約113万円)レベルの補助金を受けることになる」と説明した。
現代自動車グループは2022年10月、ジョージア州ブライアン郡でHMGMAの建設に着手した。当時は2025年上半期から量産に乗り出すと発表していたが、米国政府がインフレ削減法(IRA)に基づき、一定条件下で、北米で生産された電気自動車にのみ補助金が支給されるという方針を打ち出したことから、完成時期を前倒ししたものとみられる。同工場は年間30万台の電気自動車を生産でき、50万台まで増設が可能だ。
現代自動車グループは昨年、米国電気自動車市場で計9万4340台の電気自動車を販売し、テスラに次いで2位のシェアを獲得した。
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