ソウル中央地検は今月8日、イ・ジョンベ与党“国民の力”ソウル市議会議員がキム夫人を告発した事件に関し捜査に乗り出した。
イ議員は告発状に「(キム夫人が)任務と責任が定められている女性警護官に水泳講習をさせたことは、職権を乱用して警護官が義務ではない仕事をさせた場合に該当する」と綴った。
つづけて「まるで自分が大統領にでもなったかのように一人で大統領専用機に乗って豪華旅行をし、原則と秩序を無視して警護官を水泳講師としてこき使ったことこそ、明白な国政壟断(ろうだん)だ」と主張した。
この事件は2020年に韓国の日刊紙“朝鮮日報”が報道したことで、知られるようになった。
朝鮮日報は当時「キム夫人は2018年、国家公務員である青瓦台の女性警護官から1年以上水泳講習を受けた」と暴露した。
これに対し大統領警護処は「女性警護官は大統領とその家族のためプールで安全要員として勤務していただけで、夫人のために水泳講習はしていない」として、朝鮮日報を相手どり「訂正報道請求」訴訟を起こしたが、2021年に敗訴した。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96