アシアナ航空、回復した旅客需要の影響で昨年「過去最高売上高」
アシアナ航空、回復した旅客需要の影響で昨年「過去最高売上高」
アシアナ航空は昨年、国際旅客需要の回復に伴い、6兆5,000億ウォン(約7,319億円)を超える過去最高の売上高を記録した。4,000億ウォン(約450億円)を超える営業利益を達成して黒字を維持したアシアナ航空は、大韓航空との合併前までに数兆ウォンに達する負債を減らすために総力を尽くす見通しだ。

アシアナ航空(020560)は昨年において、個別基準売上高6兆5,321億ウォン(約7,355億円)、営業利益4,006億5,200万ウォン(約451億円)と暫定集計されたと、15日に公示した。売上高は前年対比で16%増加して、過去最大規模を記録した。一方、営業利益は45%減少し、同期間における当期純利益は238億9,600万ウォン(約27億円)となり、89.5%減少した。

アシアナ航空は昨年、国際旅客売上高を大幅に増やして業績を回復したが、昨年の旅客事業売上高は前年対比で90%増加した4兆2,892億ウォン(約4,828億円)と集計された。

アシアナ航空は増加した海外旅行と乗り換え需要に合わせて、国際線全路線の運航を拡大した。ロサンゼルスの路線を毎日2便運航し、ニューヨークの夜間便を増便するなど米国路線を強化し、メルボルン(オーストラリア)、チェンマイ(タイ)など多様な路線にチャーター便を飛ばして、新規観光需要を攻略した。

また、中・大型機を運営・増便して日本路線の供給も拡大した。宮崎、富山、山口宇部など日本の小都市を結ぶ路線も運航した。

もうけた収入は財務構造を改善するのに充てられた。昨年末基準におけるアシアナ航空の負債総額は11兆1,040億ウォン(約1兆2,491億円)となり、前年対比で5.8%減少した。運営費用および借入金の償還などで金融負債を減らし、リース負債なども帳消しした結果だ。

また、昨年末基準における借入金は2兆8,176億ウォン(約3,172億円)となり、前年対比で17.4%減少した。アシアナ航空は営業活動によるキャッシュフローを通じて、債権団の借入金7,000億ウォン(約788億円)など、市場性の借入金を償還して財務健全性を強化し、利子費用を縮小した。
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