売上高は前年比16%増で過去最高を更新したが、供給不足に陥っていた航空貨物市場が正常化し営業利益は45.4%減少した。これまでの最大年間売上高は2018年に記録した6兆2012億ウォン(約6988億円)だった。
第4四半期(10~12月)の売上高は1兆7817億ウォン、営業利益は725億ウォンで11四半期連続の営業利益黒字を維持した。純利益は1152億ウォンで1四半期ぶりに黒字転換した。
売上高の伸びは、新型コロナウイルス感染症がエンデミック(一定期間で繰り返される流行)に移行し、国際旅客需要が回復したことが要因だ。アシアナ航空は米州路線を中心に国際線の運航を拡大し、不定期便も多数運航した。日本路線も中・大型機の増便や小都市路線の開設で供給を拡大した。旅客事業の売上高は4兆2892億ウォンと前年比約90%増えた。
一方、貨物事業は不振だった。航空貨物市場が供給過剰に陥り、運賃が下落した。貨物事業の売上高は1兆6071億ウォンと前年比約46%減った。
アシアナ航空は今年もグローバル航空市場の競争激化と対外環境の不確実性に直面すると見ている。同社の関係者は「新規観光需要の先取りと効率的な航空機運営などを通じて対応していく計画だ」と述べた。
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