ソウル高裁は今月8日、チョ元法相に対し懲役2年の実刑を宣告し、2016年に息子が通っていたジョージワシントン大学のオンライン試験を代わりに受けた容疑(業務妨害)に対しても1審と同様「有罪」が認められた。
チョ元法相側は2審で、試験を主管したジョージワシントン大学教授の答弁書を提出し、業務妨害の容疑を否認した。
検察によると、この教授はチョ元法相の代理試験による業務妨害を受けた「被害者」となる。「被害者がチョ元法相の犯罪を否認すれば無罪になり得る」というのが、チョ元法相側の計算だった。
この教授は答弁書を通じて「学問の不正行為が犯罪となるには、高度に醜悪なレベルに達しなければならない」とし「最終成績の4%に該当する2度のクイズに対する不正行為が刑事起訴されたというのは信じがたい」と伝えた。
しかし裁判所の判断は、チョ元法相の計算通りにはならなかった。2審の裁判部は「『米国では、大学の授業における単純な不正行為を犯罪行為とはみない』からといって、韓国でも犯罪にならないということではない」と「外国では犯罪に適用されなかったとしても、韓国では処罰されるということだ」と判断した。
チョ元法相側は2審の宣告を不服とし「上告」した。
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