バイデン大統領「ナワリヌイ氏の死亡、プーチンの責任…完全な犯罪」

米国のバイデン大統領は16日（現地時間）、プーチン大統領の最大政敵とされてきたアレクセイ・ナワリヌイ氏が突然死したことについて、「プーチン大統領の責任だ」と批判し、欧州の同盟をロシアから守ると強調した。

　バイデン大統領はこの日、ホワイトハウスで本来の日程になかった記者会見を開き「私はナワリヌイ氏の死亡ニュースに驚いたのではない。激怒している」として「ナワリヌイ氏の死は、プーチン大統領に責任がある」と述べた。

　それと共に彼は「プーチン大統領は今ウクライナの国民を攻撃するだけでなく、自国民を相手にも恐ろしい犯罪を犯している」と批判した。

　「ナワリヌイ氏が暗殺されたと見るか」という質問に「正確に何があったのかは分からないが、ナワリヌイ氏の死にプーチン大統領と彼の周囲の人たちが関わっていることは疑う余地がない」と答えた。

　バイデン大統領はトランプ元大統領に対しても批判の声を上げた。

　バイデン大統領はトランプ元大統領が最近、北大西洋条約機構（NATO）を軽視する発言と関連して「NATO同盟国がお金を払わなければロシアが侵攻するよう勧めるとした元大統領の危険な発言に、我々は反論しなければならない」と話した。

　そして、「私が大統領である限り、米国はNATO同盟に対する神聖な約束を履行する」とし、「プーチンがNATO同盟を攻撃すれば、米国はNATOの領土を守る」と述べた。