専攻医らでつくる大韓専攻医協議会は16日、ソウルの「ビッグ5」と呼ばれるソウル大病院、セブランス病院、サムスンソウル病院、ソウル峨山病院、ソウル聖母病院の専攻医代表と議論した結果、これら病院の専攻医全員の退職届提出と勤務中断を決定した。このうちセブランス病院では、小児青少年科など一部の診療科目の専攻医が「19日に退職届を出し(同日)午前7時からストライキに入る」と表明した。同病院では専攻医のストに備え、手術スケジュールの調整などを進めている。
専攻医の指導病院として指定されている全国の病院には約1万3000人の専攻医が勤務している。保健福祉部によると16日午後6時までの集計で、規模が大きい指導病院100カ所のうち23カ所で計715人が退職届を提出した。
医大生も医学部入学定員増に反発している。全国40の医大のうち35大学の代表が緊急会議を開き、20日に一斉に休学届を出すことを決めた。全国で約2万人に上ると推計される。
こうした動きに曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官は18日、同部と各自治体で非常診療対策状況室を運営し、対策をまとめていると説明した。上級総合病院は入院・重症診療を中心に診療機能を維持し、全国約400カ所の救急医療機関は24時間の非常診療体制を徹底する計画だ。全国の地方医療院35カ所、赤十字社病院6カ所、保健所といった公共病院では診療時間を延長し、非対面診療も大幅に拡大する。
退職届を提出して現場を離れた専攻医に対し、保健福祉部は「業務開始(復帰)命令」を出す。これに従い復帰した場合も、実際に勤務しているかチェックを続ける考えだ。業務開始命令に従わない専攻医には「機械的」に法を適用し、厳正に処罰する方針を示している。
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