政府が発表した大学医学部の入学定員増に反発し、ソウルにある五つの大型病院に勤務する専攻医(研修医)全員が19日中に退職届を提出し、20日午前6時以降は勤務しない。それ以外の病院でも多数の専攻医がすでに退職届を提出するなど、退職届の一斉提出の動きは全国に広がっているもようだ。政府と各病院は対策を急いでいるが、救急診療の当直などの中軸である専攻医が一斉に持ち場を離れれば、患者への被害は避けられない。
◇2月臨時国会きょう開会 与野党が世論戦へ
国会は19日午後、本会議を開いて2月の臨時国会開会式を行う。20日に革新系最大野党「共に民主党」の洪翼杓(ホン・イクピョ)院内代表、21日には保守系与党「国民の力」の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表がそれぞれ交渉団体代表演説を行う。22~23日には対政府質疑が開かれ、法案処理のための本会議は29日に予定されている。4月10日に実施される総選挙を約50日後に控え、与野党は交渉団体代表演説と対政府質疑を通じ激しい世論戦を繰り広げると予想される。
◇働き続ける高齢者が増加 70歳以上の就業率24.5%
統計庁の国家統計ポータルとマイクロデータ分析によると、先月の満70歳以上の人口は631万4000人だった。このうち就業者は155万人で、前年(139万1000人)比11.4%増加した。就業者全体のうち70歳以上が占める割合も昨年1月の5.1%から今年1月には5.6%に増えた。70歳以上の人口の就業率は24.5%だった。働くことを望む高齢者は年々増加しており、昨年5月に公表された統計庁の調査結果によると、65~79歳の高齢者のうち仕事を続けることを希望する人の割合は55.7%を占めた。
◇尹大統領支持率39.5% 3週連続上昇
世論調査会社のリアルメーターは19日、13~16日に全国の18歳以上の2011人を対象に実施した調査で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は39.5%だったと発表した。前回調査(5~8日)より0.3ポイント上がり、3週連続の上昇となった。不支持率は0.5ポイント下落した57.2%だった。
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