「ヨーロッパのように週4日勤務」、実際にやってみると...生産性・幸福度が上昇=韓国
「ヨーロッパのように週4日勤務」、実際にやってみると...生産性・幸福度が上昇=韓国
韓国鉄鋼大手のポスコは光陽製鉄所(全羅南道光陽市)で1か月前から隔週4日勤務制を導入し、従業員の評価分析を21日に発表した。その結果によると、従業員の業務集中度や生産性が増えたことが分かった。

 同社は「ワーク・ライフ・バランス」の拡大や柔軟な勤務制度に対するニーズを充足させ、従業員に幸せな職場を提供するために、先月22日から「隔週4日選択的労働時間制」を実施している。従業員が2週間、月曜日から木曜日まで1時間ずつ追加勤務し、平均週40時間以内の労働時間を維持すれば、隔週の金曜日に休めるようにした。

 光陽製鉄所EIC技術部で勤務している2年目の社員は、「休みの金曜日がある週は、木曜日までにすべての仕事を終わらせるため、勤務時間中の業務集中度が大きく上がった」とし、「自分で仕事をより効率的に処理する方法を常に考えるようになった」と喜んだ。

 勤続25年目になる安全防災グループの某課長も、「平日に個人的な用事がある場合、年休を使わずに休みの金曜日を活用して個人的な用事を処理できる点が良い」とし、「3連休ができると思うと、仕事をしながらも、よりやりがいを感じながら仕事ができるようになった」と感想を述べた。

 隔週4日制の施行で、長くは木曜日の夕方から日曜日まで連続して休暇を取ったり、クライミングやバドミントン、水泳など本人の能力向上のために、自己啓発の活動をする職員も増えたという。

 光陽製鉄所で人事労務グループに所属する3年目の社員は、「週末が実質的に3日になり、やってみたかったバドミントンを習い始めた」とし、「日々、体も心も健康になっていることが感じられる」と述べた。行政交渉グループのある職員は、「入社の同期たちは週末ごとに個人的な予定があり、会うのが容易ではなかった」とし、「代わりに、金曜が休みの週には土日に同期が集まったりする」と伝えた。

 一方、ポスコ光陽製鉄所は隔週4日制施行による勤務環境造成のため、通勤制度も変えた。まず、平日に1時間延長勤務する職員のために、1時間遅く出発する退勤バス10台を増車した。

 光陽製鉄所の関係者は、「今後も隔週4日勤務制度の安定的な定着と勤務環境改善のために、組織構成員の意見を引き続き収集する」とし、「自律と責任中心の働き方を拡散させ、幸せな職場造成のための組織文化革新を継続していきたい」と述べた。
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