日米韓外相会議「北朝鮮は好戦的発言・挑発を中断し、非核化の道へ復帰を」

日米韓の外相は22日（現地時間）、ブラジルのリオデジャネイロで開催中のG20外相会議を機に3者会議を開き、対北協力や北朝鮮人権増進のための協力を強化することで意見が一致した。

韓国外交部（外務省）によると、3か国の外相は「北朝鮮は好戦的発言や挑発を直ちに中断し、非核化の道へと復帰するよう」強く求めた。

露朝の軍事協力について3か国の外相は、朝鮮半島を越え国際平和と安定において深刻な脅威となる点を強調し「国際社会と協力し厳重に対処していく」ことを確認した。

3か国の外相は「昨年8月の米キャンプデービッド日米韓首脳会議が、3か国協力の新たな時代を開いた」という点を再確認し「3か国間の緊密な協力の中で、3か国協力の制度化と分野別の後続措置が着実に履行されている」ことを高く評価した。

3か国の外相は「北朝鮮の高度化した核・ミサイル脅威に効果的に対応するための3か国間における安保協力が大幅に強化されていることを評価し、北朝鮮ミサイル警報情報リアルタイム共有システムの稼働など昨年の成果を基に、ことしも日米韓3か国の対応力を一層強化していく」ことにした。

また「北朝鮮の不法なサイバー活動を含め、核・ミサイル資金調達を遮断するための3か国間における協力と、北朝鮮人権増進のための協力を一層強化していく」ことで意見が一致した。

さらに「日米韓外相間で緊密な協議を続けていき、外務次官間においても頻繁に意思疎通するなど、今後も3か国間の協力を一層強化していく」ことで意見が一致した。