中国・広東省“コンテナ船の橋衝突事故”、5人死亡…責任者の身柄拘束=中国報道
中国・広東省“コンテナ船の橋衝突事故”、5人死亡…責任者の身柄拘束=中国報道
中国・広東省広州市にある瀝心沙大橋の橋脚にコンテナ船が衝突して橋が断裂した事故で、5人の死亡が確認された。

コンテナ船「良輝688」は22日午前5時30分ごろ(現地時間)、荷物を積んでいない状態で仏山(ぶつざん)市南海から広州市南沙へと向かっている途中、瀝心沙大橋に衝突した。ぶつかった衝撃で橋が一部崩落し、走行中だった路線バスなど数台の車両が落下した。

広州市海事局の代表者によると、乗組員の操作ミスで「良輝688」の左舷が瀝心沙大橋の橋脚「18番」に衝突、その後船首が橋脚「19番」にぶつかったという。

この事故で橋から車4台と電動バイク1台が落下。うち路線バス1台と電動バイク1台、トラック1台がコンテナ船の上に落ち、小型トラック2台が水中に落下したことが確認された。

事故に巻き込まれた全員が救助されたが、5人が死亡、2人が負傷した。負傷者2人は病院に搬送され治療を受けており、容体は安定しているという。また、その他に船員1人も軽傷を負っている。

広州市交通運輸局は「コンテナが衝突した衝撃で橋脚『19番』が斜めに傾いており、さらに傾く危険がある」とし、「2次災害を防ぐため、橋脚『19番』と『20番』を撤去する必要がある」と説明した。

省当局は事故調査チームを編成し、事故の詳細について調査を進めている。また、コンテナ船「良輝688」の責任者の身柄を拘束した。

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