NCソフトがカカオゲームズを相手に訴訟提起、ゲームの著作権侵害で＝韓国

大手ゲームメーカーのNCソフトがソウル中央地方裁判所に、同業のカカオゲームズとレッドラボゲームズを相手取り、著作権侵害および不正競争行為があるとして民事訴訟を提起したと発表した。同社は台湾の知的財産・商業裁判所にも、著作権法および公平交易法違反に関する民事訴訟を提起している。

NCソフトは、カカオゲームズによる多人数同時参加型のオンラインロールプレーイングゲーム（MMORPG）「ロム：リメンバー・オブ・マジェスティ」（以下「ロム））において、同社の「リネージュW」の内容とシステムを多数模倣した点が見つかったと主張している。「ロム」の主要なゲームコンセプト、アート、ユーザーインターフェース（UI）、演出などが、「リネージュW」の総合的なシステム（ゲーム構成要素の選択や配列、組み合わせなど）を盗用したものになっているという。

これに先立ちNCソフトは、昨年にカカオゲームズが提供開始したMMORPG「アーキエイジ：ウォー」が、同社の「リネージュ2M」のコンテンツとシステムを多数模倣したとして、著作権侵害および不正競争行為に対する訴訟を提起していた。

NCソフトは「企業が長期間にわたり研究開発（R&D）して生み出した成果物と固有のコンテンツは、無分別な盗用から保護されるべき」と主張している。