韓国外相「ウクライナの主権・領土保全・独立を尊重すべき」…国連事務総長と会談
韓国外相「ウクライナの主権・領土保全・独立を尊重すべき」…国連事務総長と会談
就任後初めて米国を訪問した韓国のチョ・テヨル(趙兌烈)新外相は、ウクライナ戦争開始から2年が経過した23日(現地時間)「ウクライナの主権・領土保全と独立は尊重されなければならない」という韓国政府の立場をあらためて伝えた。

チョ外相はこの日の午後、米ニューヨークの国連本部で開催された “ウクライナ戦争2年に関する国連安全保障理事会(安保理)公式会議”に出席した。

チョ外相は「ロシアのウクライナ武力侵攻は、国連憲章と国際法への明白な違反だ」と指摘し「ウクライナ戦争の終息と平和回復のための支援を続けていく」と約束した。

またチョ外相は同日、国連のアントニオ・グテーレス事務総長と会談を行ない、韓-国連協力・韓国の国連安保理理事国活動・北朝鮮問題・主要な国際懸案などについて意見を交換した。

チョ外相は、国連安保理非常任理事国(2024~25年任期)として平和維持活動(PKO)や平和構築分野で蓄積した経験などを基に、国際平和と安保を増進するための韓国の強い意志を伝えた。

また「安保理議長国を務める6月からは、北朝鮮問題・サイバーセキュリティ安保などの分野で貢献していく」として、韓国の議長国受任におけるグテーレス事務総長の協力を求めた。

グテーレス事務総長は、チョ外相の就任を祝賀し「安保理が陣営対立などにより主要な懸案において合意が導き出されない状況の中、韓国による “橋渡し”の役割がより重要になった」と強調した。

特に「駐国連大使を歴任したチョ外相が、韓国の安保理非常任理事国就任を成功的に導いていくことを確信する」として、国連次元の協力と支持を約束した。

ブラジルのリオデジャネイロで開催されたG20外相会議の日程を終え米国に到着したチョ外相は、国連訪問の日程を終えた後ワシントンDCへと移動し、アントニー・ブリンケン米国務長官と米韓外相会談を行なう予定だ。

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