ソウル市北漢山の牛耳嶺道が開放、予約なしで登山が可能に=韓国
ソウル市北漢山の牛耳嶺道が開放、予約なしで登山が可能に=韓国
ソウル市のプッカン(北漢)山にある登山ルート、ウイリョン(牛耳嶺)道の一般開放を目指して行われてきた、キョンギド(京畿道)ヤンジュ(揚州)市による約10年にわたる努力が、このたび結実した。

揚州市によると、韓国国立公園管理公団が3月4日から平日に限り、予約なしで牛耳嶺道を利用できるよう一般開放したと発表した。

ただし週末と繁忙期(9~11月)、祝日はこれまで通り、事前予約が必要となる。

牛耳嶺道は1969年、安全保障上の理由で全面的に閉鎖されていたが、住民からの要望に応え2008年、事前予約制で開放した。

しかし1日の入場可能人数が1200人に制限されていたため同市は、市民と共に国へ全面開放を求めていた。

同市は昨年3月、チャンフン(長興)面、および牛耳嶺道の終着点であるソウル市カンブク(江北)区の市民と、牛耳嶺道の全面開放のため協議を進めた。同年4月には国会議員会館で揚州市、江北区、国立公園管理公団、環境団体が参加し、牛耳嶺道の開放に関する討論会も開催している。

さらに牛耳嶺道で幹部会議も実施し全面開放キャンペーンを展開するなど、開放に向けた確固たる意志を示してきた。

同市のカン・スヒョン市長は「平日のみの一般開放を通じて、揚州市民だけでなく他の地域の住民も多く訪問していただきたい」と述べた。


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