ソウル中央地方検察庁刑事5部(部長検事イ・ジュンドン)は、泥酔状態で交通事故を起こし、逃走しようとしたところバイク配達員をはねて死亡させたDJアン氏を26日、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致死事象、逃走致傷)、道路交通法違反(飲酒運転、事故後措置)で拘束起訴したと明らかにした。
検察は8日、事件を送致した後、加害車両のブラックボックスフォレンジック分析、事故現場監視カメラ映像追加確保・分析、目撃者調査など、補完捜査をおこない、犯罪事実を明確に確認したと説明した。
続いて被害遺族とライダーユニオン代表者と面談し、厳罰願書を量刑資料として提出され、被害遺族には心理治療を支援した。
検察は、捜査で押収された加害車両を没収措置する予定だ。これは大検察庁の「常習飲酒運転車両押収など飲酒運転厳正対応」の指示によるものだ。
検察関係者は「飲酒交通事故死亡、逃走事故という事案の厳重さを考慮し、今後の裁判過程で被害遺族と嘆願人らの意思が正しく反映されるよう、公訴維持に最善を尽くす」と述べた。
アン氏は今月3日午前4時40分ごろ、ソウル市カンナム区ノンヒョンドン(論硯洞)のある道路で飲酒運転をし、前を走っていたバイクを後ろから追突した疑いを受ける。この事故でオートバイ運転手の50代男性が心肺停止状態で病院に移されたが死亡した。
事故当時、アン氏の血中アルコール濃度は0.221%で免許取消水準だった。簡易薬物検査で麻薬陽性反応は出ておらず、現場に同乗者はいなかったという。江南警察署はアン氏を現場で現行犯逮捕した後、当日拘束令状を申請した。
今月3日、事故現場を目撃したという通行人が、事故直後、アン氏が救援措置をせずにペットを抱きしめていたという目撃談をしたオンラインコミュニティに載せて議論となっている。
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