中央選挙管理委員会は26日、チョ・グク(曺国)元法務部長官が結党を準備中の新党「チョ・グク新党」の名称の使用を許可しなかった。ただし「チョ・グク」が入った他の党名は使用可とした。

選挙管理委員会などによると、「チョ・グク新党」など政党名称の使用可否に関する質問に対し、選管委は「『チョ・グク新党』は政党の名称として使用できないが、『チョ・グク(の)民主改革(党)』などは政党の名称として使用できる」と回答した。

これに先立ち、チョ・グク新党創党準備委員会は選管に「チョ・グク新党」、「チョ・グク民主改革(党)」、「チョ・グク民主行動(党)」、「民主チョ・グク党」など14の名称を送って党名として使用可能かどうかを確認し、選管委はこのうちチョ・グク新党のみを不許可とした。

選挙管理委員会は過去にも「アン・チョルス(安哲秀)新党」の名称を不許可としている。当時、選管委は「候補者になろうとする政治家の名前が含まれた政党名を許容すると、政党活動という口実で事実上の事前選挙運動が可能になり、他の政治家に比べてはるかに多く選挙運動の機会を持つことができる」という有権解釈をした経緯がある。

ただし選管委はチョ元長官の名前ではなく「祖国」を意味するチョ・グクは使用できると判断している。このため、チョ元長官の新党は「祖国」の名称を含む党名に決めるものとみられる。

チョ・グク新党の創党準備委員会はこの日声明を出し、「わが党は選管委の回答結果によって、党員および国民からの公募を経て、新党の党名を確定する予定」と明らかにした。

チョ元長官もこの日の午前、ラジオ番組「キム・ジョンベの視線集中」に出演し「国民がチョ・グク新党と呼んでいるので、全く別の名前にすることになれば国民が連結できない可能性が大きい」と述べ、「政治家チョ・グクではなく祖国のチョ・グクと理解される党名を選管委に提出しなければならず、選管委と協議中」と述べた。
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