両社は主力事業のうち、産業用フィルムなど一部の事業において、それぞれ合弁会社に出資するため調整中だという。1~6月期中に本契約を締結することを目標に据え、協議を続けている。
これに先立ちハーン&カンパニーは2022年、化学素材大手SKCのフィルム事業部(現SKマイクロワークス)を買収していた。今回、合弁会社を設立した場合の経営権は、SKマイクロワークスが保有する。
コーロンインダストリーは当初、フィルム事業の売却を検討していたという。低価格の中国製品に市場を奪われ、フィルム事業の実績不振が続いていたためだ。実際にコーロンインダストリーのフィルム・電子素材事業は、昨年7~9月期に177億ウォン(約19億9983万円)の赤字を計上した。
コーロンインダストリーとSKマイクロワークスは合弁会社を通じて、エコ素材の製造技術を確保するための投資に注力する。低価格の中国製フィルムが優勢となっているフィルム市場で力を合わせ、高付加価値の素材分野で競争力を確保するとしている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101