ダークウェブ・SNS悪用し違法薬物売買・流通した452人検挙=韓国
ダークウェブ・SNS悪用し違法薬物売買・流通した452人検挙=韓国
ダークウェブ(特定プログラムを通じてのみアクセスできるウェブサイト)・社会関係網サービス(SNS)を悪用し、違法薬物を不法流通した被疑者452人が警察に捕まった。

28日、韓国ソウル警察庁広域捜査団麻薬犯罪捜査隊は、違法薬物類管理に関する法律違反などの疑いで被疑者452人を立件、このうち売人3人を拘束したと明らかにした。買収・投薬者が違法薬物類取引で購入代金(仮想資産)を支給しようとした仮想資産取引代行所運営者4人が特定金融情報法違反(未申告仮想資産取引業)の疑いで立件された。

薬物売人らは2019年11月から2023年2月まで、SNSを利用して違法薬物類を取引し、非対面で伝達するいわゆる「投げ」手法で大麻600gおよびエクスタシー60錠、ヒロポン2gを販売した疑いを受ける。買収・投薬者445人は2018年2月から2023年4月まで、ダークウェブ・SNSで知った売人から首都圏一帯で、投げ手法で大麻3.7kg、ヒロポン469g、エクスタシー100錠、合成大麻305gを買収し、投薬した疑いを受ける。仮想資産取引代行所の運営者4人は、金融情報分析院に商号・代表者氏名などを申告せず、買収者が指定した売人の口座アドレスに違法薬物類買収代金を送った疑いを受ける。

今回検挙された買収・投薬者のうち20~30代の割合が89.7%に達した。インターネット使用が慣れた若者がダークウェブ・SNSなどで購入することが主な原因と推定されると警察は説明した。10代は5人が検挙されたが、彼らはすべて放送・インターネット記事などを通じて違法薬物を知ることになったし、好奇心で購入したと陳述したことが把握された。

初・再犯現況を見ると、初犯が299人(67.2%)、再犯が146人(32.8%)と集計された。買収・投薬者らは初めて違法薬物に接する時、いつでもやめられるという考えから始まるが、違法薬物はいったん始めれば自ら中断できない場合がほとんどで、違法薬物投薬の誘惑に絶対に負けてはならないと警察は助言した。購入薬物を見ると、大麻を購入した人が271人(60.9%)で最も多かった。続いて、ヒロポンの購入者が104人(23.3%)、エクスタシー・合成大麻の購入者が21人(4.8%)で後に続いた。

警察関係者は「ダークウェブや特定のSNSを利用すれば匿名性が保障され、痕跡を残さず捜査機関に検挙されないと考え、違法薬物類犯罪に加担することが多い」とし「しかし、豊富な捜査経験とノウハウを蓄積している専門捜査人材が違法薬物犯を常時取り締まっており、必ず警察の捜査網に捕捉・検挙されるため、違法薬物類関連犯罪誘惑に乗っかってはならない」と明らかにした。

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