米韓外相が「初会談」…「北の資金ルートを遮断・人権増進協力を強化」
米韓外相が「初会談」…「北の資金ルートを遮断・人権増進協力を強化」
韓国のチョ・テヨル(趙兌烈)新外相は28日(現地時間)アントニー・ブリンケン米国務長官と会談を行ない、北朝鮮の不法な資金ルートを遮断し人権増進のための協力を強化していくことにした。

チョ外相はこの日の午後、米ワシントンDCで就任初の米韓外相会談を開催した。両外相は今月22日、G20外相会議(リオデジャネイロ)を機に行なわれた日米韓外相会談で初対面している。

60分以上行なわれた今回の会談で両外相は「北の核・ミサイル脅威が高度化している状況の中、挑発に断固として対応する一方、不法な資金ルート遮断の努力を続け、人権増進のための協力も強化していくことにした」とし「韓米両国間のサイバー協力を強化し、情報協力の制度化を加速させることにした」と、チョ外相が特派員懇談会で明らかにした。

チョ外相は会談の冒頭発言で「韓米は、対露弾薬輸出など国連安保理決議に違反する北朝鮮の挑発的な言動を糾弾することにおいて一致している」とし「両国の協力には隙間がない」と評価した。

また「韓米日3か国間の協力強化は、共同の安保問題を解決しインド太平洋の安定を促進し繁栄を増進するために必須だ」と強調した。

一方ブリンケン長官は「米韓両国のパートナーシップは、両国関係・地域・世界的懸案の全てにおいて、より一層強力になっている」と評価した。

ブリンケン長官は、来月18日に韓国ソウルで開かれる民主主義サミットの議題を調整するための閣僚級会議に出席するため訪韓する。また、ジョー・バイデン米大統領もオンラインで出席する予定である。

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