ロイターAFP通信によると、ガザ市の西側のナブシ交差点で救護品を積んだトラックに、数千人の住民が集まった。保健部報道官のアシュラフ・クドラ氏は29日(現地時間)、イスラエル軍がガザ地区のガザシティで民間人に向けて発砲し、104人が死亡、760人が負傷したと明らかにした。
ある目撃者はAFP通信に「救護品をいっぱい積んだトラックがイスラエル軍のタンクに接近し、続いて数千人の住民がトラック周辺に集まった」とし「人々があまりにも接近すると、イスラエル軍が群衆に向かって発砲した」と説明した。
先立ってアルジャジーラ放送とAP通信は、イスラエル軍が救護品を待っていた住民たちを空襲したと報道した経緯がある。
イスラエル軍の報道官は、ガザ市の西側地域での空襲の事実はないと否定した。ただし、救護品トラックに集まった人々の押し合いにより数十人の負傷者が発生したと反論し、航空撮影された当時の映像を公開した。
しかし、イスラエル軍の消息筋は、「その後、一部の群衆が救護業務を調整していたイスラエル軍に近づき、威嚇した。このような状況でイスラエル軍が発砲した」と伝えた。
パレスチナ自治政府(PA)のアッバス議長は「イスラエル占領軍が救護品を待っていた住民たちを相手に犯した虐殺を糾弾する」と話した。
ハマスも声明を通じて、今回の事件が現在進行中の休戦・人質解放交渉の失敗に帰結する恐れがあると警告した。
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