「ジャイアントパンダ国家保護研究センター北京基地」、2025年に開園=中国報道
「ジャイアントパンダ国家保護研究センター北京基地」、2025年に開園=中国報道
中国で関心を集めている「ジャイアントパンダ国家保護研究センター北京基地」の建設が、28日に全面的に開始された。

第1期プロジェクト部分は2025年の開園を予定している。50頭のジャイアントパンダを飼育する予定で、第1期プロジェクトでは40頭を導入する計画。

同基地は北京市房山(ほうざん)区にある青竜湖森林公園内に位置している。崇青ダムと青竜湖鎮の中心部に近く、優れた生態資源を持ち植物が生い茂っているため、ジャイアントパンダの生存・生息に適した場所となっている。

総敷地面積は約133ヘクタール。うち第1期プロジェクトの面積は約63ヘクタールで、ジャイアントパンダのほかにキンシコウやレッサーパンダなども飼育される。また、「ジャイアントパンダ文化交流センター」が建設される。

第2、第3期プロジェクトの敷地面積は約70ヘクタールで、予備スペースとなる。状況に応じて建設を行うという。

同プロジェクトは、建設において敷地スペースを最大限に活用し、建物を自然環境に溶け込ませ、ジャイアントパンダには良質な居住環境を、来園客には快適な観光体験を提供するとしている。人とジャイアントパンダ、人と自然との調和のとれた共存を実現し、ジャイアントパンダの繁殖・保護活動を推進していくという。
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