映画「悪は存在しない」は「ドライブ・マイ・カー」での縁で石橋英子音楽監督のライブパフォーマンス映像として企画されたが、劇映画に発展した作品で、自然の中で暮らしている父娘の小さな村に突然キャンプ場建設のための人々が訪ねてきて始まる物語だ。
公開された1次ポスターには暖かい日差しが照りつける松林で雪を踏みながら歩いていく少女の後ろ姿が含まれていて目を引く。
一緒に公開されたメイン予告編では自然風光と共に「ドライブ・マイ・カー」の石橋英子音楽監督の雄大な音楽が敷かれ、目と耳を注目させる。 「そこは鹿が通っている。 キャンプ場の予定地」と言って、村を訪れたエンターテインメント会社の社員たちにそれとなく話しかける主人公タクミは、きちんとした計画なしにキャンプ場を建てれば、現在住んでいる動物たちの基盤に被害を与えることになるという意味を伝える。 しかし、「汚染水と言っても都市よりずっときれいです」という台詞で、会社側は村の人たちと違う意見を持っていることがわかる。 続く銃声、木の枝から落ちる血の滴のイメージと共に「度が過ぎるとバランスが崩れる」という台詞がどっしりと響き、好奇心を加える。 そして「息が詰まりそうだ」(Vogue)、「驚きの連続」(Deadline)、「もう一歩進んだ濱口竜介」(Autostraddle)など海外メディアの圧倒的な絶賛で終わり、余韻を残す。
第80回ヴェネツィア国際映画祭で審査委員大賞を受賞した濱口竜介監督の新作「悪は存在しない」は韓国で27日に公開される予定だ。
濱口竜介「悪は存在しない」メイン予告編 | 3月27日公開
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