人口減少の韓国、外国人労働者に依存しながらも「保護は不十分」=米メディア
人口減少の韓国、外国人労働者に依存しながらも「保護は不十分」=米メディア
「韓国では、低出産・高齢化により外国人労働者の依存度が高まっているが、開発途上国出身労働者の権益保護は守られていない」と米メディアが報道した。

ニューヨークタイムズ(NYT)は「ベトナム・カンボジア・ネパールなど開発途上国出身労働者数十万人が、韓国の小規模工場や人里離れた農場・漁船などで働いている」とし「雇用主を選んだり変えることのできる権限がほとんどない外国人労働者たちは、悪辣(あくらつ)な雇用主・非人間的な住居・差別・虐待に耐えている」と指摘した。

バングラデシュ出身のある労働者は、NYTとのインタビューで「安全が確保されていない状態で木の伐採作業に投入され頭蓋骨を骨折したが、雇用主は労働災害補償の書類に『軽傷を負った』と申告した」と語った。

つづけて「彼ら(雇用主)は労働者を使い捨て品のように扱っている」と批判した。

NYTは「韓国では、人口危機やきつい労働への回避などにより外国人労働者の依存度が非常に高まっているが、労働者の保護・支援措置は伴っていない」と指摘した。

また「韓国政府は『調査員や通訳者をより増やし、不法を犯している雇用主の処罰を強化する』と公言しているが、ことしは16万5000件もの臨時就業ビザ発給を計画していても、移住者支援センターへの資金中断など政策は縮小している」とも指摘した。

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