申長官はこの席で、救急室の運営と入院患者の管理、近隣地域の病院との協力など、非常診療システムに対する現況の報告を受けた。
申長官は「国家的医療事態の中、軍病院の非常診療を通じて軍医療スタッフに対する国民の信頼が高まった」と激励した。
続いて「今後、軍医療が戦友だけでなく、国民の生命と健康も守ることができるよう十分な力量を確保しなければならない」と軍医療の発展を呼びかけた。
これに対しイ・グクジョン国軍大田病院長は「軍は応急搬送・外傷治療など、必須医療が最も必要な所である。国防部や国軍医務司令部と協力して軍医療システムの発展に努力する」と呼応した。
さらに「国民が助けを必要とする時に献身し、奉仕することは軍本来の任務である。戦闘現場で大切な戦友を求めるという気持ちで困難に直面した国民のために万全を期してほしい」と要請した。
申長官はこの日、83人の新しい看護将校が誕生した大田国軍看護士官学校で開かれた第64期卒業および任官式の祝辞では「看護将校は1948年に兵科が創設されて以来、常に最も危険な場所で戦友の生命を守ってきた。今この瞬間にも国家的医療危機状況の中で非常診療システムを維持し、国民の生命を守っている」と明らかにした。
また「今後、皆さんは『制服を着たナイチンゲール』として戦友のケアをし、国民の生命を守る崇高な道を歩むことになる。政府は皆さんの人生が尊重され貴重に待遇されるよう最善を尽くす」と述べた。
国防部は医療界の集団行動対応のための汎部処レベルの対策を受け、先月20日から全国12の軍病院の救急室を開放している。
これまでに5日正午時点で累計139人の民間人救急患者を診療した。
病院別では、国軍首都病院64人、大田病院28人、ヤンジュ(楊州)病院7人、ポチョン(抱川)病院4人、チュンチョン(春川)病院4人、ホンチョン(洪川)病院6人、カンヌン(江陵)病院4人、コヤン(高陽)病院8人、ソウル地区医療院8人、海軍海洋医療院3名、海軍ポハン(浦項)病院2人、航空宇宙医療院1名などとなっている。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 83