「罪責感に苦しんでいる」…20代女性を無差別暴行した男、善処を訴える=韓国
「罪責感に苦しんでいる」…20代女性を無差別暴行した男、善処を訴える=韓国
髪が短いという理由でコンビニのアルバイト店員の女性を無差別的に暴行した20代の男が善処を訴えた。

チャンウォン(昌原)地方裁判所は5日、特殊傷害などの容疑で起訴された20代のA被告の結審公判を開いた。

A被告は昨年11月4日午前0時10分ごろ、キョンナム(慶南)チンジュ(晋州)市のコンビニで20代の女性アルバイト店員Bさんを暴行し、これを止めようとした50代の男性客Cさんにも暴行した容疑で裁判にかけられた。

A被告は当時、Bさんに向け「女が髪が短いのを見るとフェミニストだ。自分は『男性連帯』でお前はフェミニストだから殴られてもいい」と言い暴行したと把握された。

また、横にいたCさんには「なぜ男の味方をしないのか、あの女はフェミニストだ」などと言い暴行を続けた。A被告を助けようとしたCさんは肩や額、鼻、右手などに骨折を負い、耳と首、目が切れ手術を受けたと伝えられた。

しかしA被告は捜査当時から、「泥酔していて覚えていない。統合失調症を患っている」などの主張を続けてきた。

この日の法廷でもA被告側の弁護人は、「被告人は初犯で公訴事実を全て認めており、反省している」とし、「被告人は心神耗弱の状態で犯罪を行い治療看護が必要であり、病気を治療できるようにしてほしい」と善処を訴えた。

A被告も最終陳述で、「極悪非道な暴行で罪を犯し申し訳ない。今は怨望と後悔、罪責感で苦しんでいる。被害回復のため最善を尽くし、残りの人生は反省して生きていく」と伝えた。

一方、検察は「被告人は初犯であるが、非正常的な犯行を行い被害者が苦しんでいる」とし、5年の懲役刑を宣告してほしいと要請した。

A被告の宣告公判は来月9日に開かれる予定だ。
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