農林部と農水産物流通公社が4日に明らかにしたところによると、年初から10月までの高麗人参輸出額は6593万2000ドルで、前年同期の5651万8000ドルに比べ16%増加した。国・地域別では、米国が798万ドルで前年同期より62.7%の増加を記録したほか、韓流ブームの起きている香港と台湾、ベトナムもそれぞれ1799万ドル(26.7%増)、663万ドル(23.0%増)、255万ドル(52.3%増)と大きな増加を見せた。
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通常高麗人参の需要は下半期に増えることと、企業ごとに韓流ブームを活用した海外マーケティングを積極的に行っていることから今後の見通しも明るい。農水産物流通公社は、9月から中国、香港、東南アジアなどの主力輸出市場で広告を放送しており、韓国人参公社も人気女優のイ・ヨンエさんを起用した販促イベントを計画している。農水産物流通公社関係者は「10月までの輸出傾向をみると、年間輸出1億ドルの達成は難しくないだろう」と期待している。
高麗人参の輸出は、2001年、2002年には低価格の西洋産や中国産の高麗人参に押され苦戦を強いられたが、積極的な海外マーケティングや韓流ブームにより2003年から回復傾向に入った。
一方、昨年年間輸出1億ドルを突破したキムチは、寄生虫の卵が検出されるなどの問題が影響し、前年より減少する見込みだ。10月までのキムチ輸出量は2万8380トンで、前年同期の2万8154トンより小幅な増加にとどまった。特に10月の輸出量は2287トンにとどまり、前年同月(3098トン)より26%減少した。最大輸出市場の日本向けの10月の輸出量は2098トンで、前年同月(2875トン)より27%の減少となった。業界は11月にもキムチの輸出量が前年同月比30~50%ほど減少するものとみている。
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